結婚式当日の「雨」は縁起が良い

水と泡

全国の雨女さんに知っておいてもらいたいこと

「私が参加するイベントはだいたいいつも雨が降るんだよね」という悩みを持っている人は案外多かったりします。
確率的には全く根拠はないはずなのに、子供の時から遠足や修学旅行、家族や友人との遠出をするときにはなぜかいつも雨だったというおかしな偶然が起こることはよくあります。

そんな過去の経験から「私はどうせ雨女だし」と半ば自虐的に結婚式の天気予報をする人もいたりしますが、そこで落ち込んでしまうのは大きな間違いです。

というのも結婚式当日に雨が降るということは決して悪いことではなく、むしろ縁起の良いことであるというふうに言われているからです。

日本に古くからあることわざに「雨降って地固まる」というものがありますが、これに似たような言葉は英語でも「After rain comes fair weather.」というものがあり雨の後にはよいことが起こるということが伝えられてきています。

さらにフランスではそのものずばり「雨の日の結婚式は幸運をもたらす」という意味の言葉があり、結婚式の日の朝に雨が降っていることを逆に喜ぶという風習があったりします。

キリスト教でも雨は天からの恵みというふうに言われているので、空からの祝福を受けているのだというふうにポジティブに解釈をするのがよいのではないかと思います。

雨の日の結婚式に備えておきたいこと

とはいえ雨の日というのは空気が湿っているのでヘアやメイクがなかなかうまくまとまらなかったり、蒸し暑さがあってドレスを長時間着るにはつらいということもあります。

ですのでもし当日に雨が降る可能性があるなら、少し早めに準備を開始するなど雨の日に備えておくことが大切になります。
雨の度合いにもよりますが激しい雨の時には屋外でのお出迎えなどがしにくくなるので、もし行うときには傘を貸し出すなど気遣いをしておくのがホストとしての役目となります。

なお雨が降った時に虹が見えるとさらに縁起が良いとされています。
ですので司会の人のスピーチや新郎新婦のお礼の言葉の時などにそうした雨についてのちょっとした豆知識を含ませるとジメジメした気分が吹き飛ぶ想い出深い式にしていくことができます。