結婚式で緊張をしてしまわないように
結婚式となると、ホスト役である新郎新婦は多くの人からの注目を受けることになります。
女性の多くが結婚式に憧れるのはそうした大勢の人からの祝福を受け、注目される存在になることができるからです。
しかし普段から人前に立つ仕事をしている人ならともかく、突然に大勢の人の視線を一身に集める状況におかれてしまうとかなり緊張をしてしまうことになります。
せっかく長い時間をかけて満足のいく式にするための段取りをしてきたのに、本番になったら緊張してしまって全然うまくできなかったという後悔をする人もかなりいます。
緊張はしないようにしようとしても気持ちだけで防ぐことができることではありませんので、もし緊張する危険があるという人は事前にちょっと心の準備をしておいた方がよいかもしれません。
よくある結婚式での緊張の失敗例としては、チャペルウェディングでバージンロードを歩くときに足元がおぼつかなくて転びそうになってしまったり、誓いの言葉や誓いのキスをうまくできなかったというようなことがあります。
他にも披露宴で泣きすぎてうまく手紙を読むことができなかったり、お礼の挨拶をうまく話すことができなかったなんていうこともよくあります。
緊張を防ぐにはリハーサルとシミュレーション
緊張をほぐす方法として「手のひらに人の文字を書いて飲む」といったようなことが聞かれますが、大切なのは自分の心を落ち着かせる方法を見つけるということです。
緊張をする時の体内の仕組みとしては、心理的プレッシャーによるストレスを感じた時に自律神経が刺激されて神経物質が多く分泌されてしまうことが原因になっています。
このとき分泌されるのは本来的には気持ちを盛り上げてパフォーマンスを向上させるアドレナリンなのですが、これは緊張をしすぎてしまったときにも大量に分泌されます。
人の緊張は不安を感じた時により大きくなるので、言ってみれば人前に出て足がガクガクしたり普段できているようなことができなくなってしまうのは、いわば突然に怖いものを目の前にして体が硬直してしまう状態に似ています。
緊張を防ぐために有効なのはまずそうした不安の種を取り除くようにするということです。
事前に式場や披露宴会場を見学して、そこでどういった人たちが来てどんなふうにしていくかということを頭の中でじっくりシミュレーションしてみてください。
大げさなようですが、スポーツアスリートも本番で100%の力を発揮するために練習と合わせてイメージトレーニングを行います。
それと同じように緊張しそうな場面を先に頭の中で具体的に描いておくことでかなり緊張を軽減することができます。
おまじないも意外に効果があります
普段から緊張しやすい体質で本番に不安があるという人は、本番の衣装にちょっとしたお守りをつけておくということもおすすめです。
緊張を防ぐアイテムとしてパワーストーンや香水などが多く販売されているので、そうしたものを買って身につけておくとよいでしょう。
おまじないが効果があるかどうかということは意見が分かれるところですが、「これを身につけておけば緊張しない」というふうに思えるならそれだけで十分に効果を感じることができるはずです。
あとは緊張したらどうしようということはあまり自分の中だけに抱え込まず、先に友人や家族、スタッフに伝えておくともし失敗しそうになっても周囲がうまくカバーをしてくれるはずです。